2011.3.30
[Photoshop]マスクの方法まとめ
Photoshopのマスクのかけ方は、大きく分けて、『クリッピングマスク』、『レイヤーマスク』、『ベクトルマスク』の3種類があります。
それぞれの作成方法をご紹介します。
クリッピングマスク
すぐ下にある下層レイヤーのオブジェクトの形に切り抜くマスクです。
一番簡単なマスクですが、オブジェクトを動かす時に、マスク部分も選択しなければいけないという煩わしさもあります。
01) 切り抜きたい形のオブジェクトを作成します。
パスの図形でも、フリーハンドの図形でも大丈夫です
02) 切り抜きたいレイヤーを、その上に置きます。
03) レイヤーの間を、「Alt+クリック」します。
アイコンが写真のように変化し、マスクがかかりました。
調整レイヤーも同じようにマスクがけできます。
レイヤーマスク
選択範囲から作成するマスクです。
選択範囲をとる方法は様々ありますので、その分使い勝手の良いマスクです。ただ、一度選択範囲をかけてマスクを作成すると、あとでマスクのサイズや形を変えるのが少々面倒です。
01) 選択範囲をとります。
02) レイヤーウィンドウの一番下にあるマスクボタンを押します。
(この時、レイヤーにロックがかかっていると、マスクボタンを押せません)
03) マスクが作成されました。
マスクの形を変えるには、ペイントツールを使います。
マスクのリンクを外し、マスクのサムネイル部分をクリックして選択します。
黒で塗るとマスク領域を削除し、白で塗るとマスクを作成します。
レイヤーだけでなくフォルダにもマスクをかけられます。
グラデーションもかけられます。
(マスクのサムネイル部分をクリックし、『Ctrl+クリック』でマスク部分を選択します。
この時、グラデーションは黒→白にします)
ベクトルマスク(CS6, CC)
CS6やCCでは、ベクトルマスクのかけ方が異なります。
ベクトルマスクを愛用していただけに手順増えたのが大変残念…。
01) パスを描画
マスクをかけるレイヤーを選択し、ペンツールやシェイプツールでパスを描きます。この時、ツールモードは「パス」にします。
02) マスクの作成
パスを描いたあと、上部のメニューにある「作成」から「マスク」をクリックします。
03) その他の方法
パスをコピーし、マスクをかけるレイヤーにペーストしたあと、「レイヤー > ベクトルマスク > 現在のパス」を選択しても同様にマスクをかけられます。
ベクトルマスク(CS5?以前)
パスから作成するマスクです。
パスによってマスクの形を自由に変えられるので、あとから修正する時は楽です。
01) 切り抜きたい形のパスを描きます
(パスの設定は、『シェイプレイヤー』にしてください)
02) パスの部分を対象レイヤーにドラッグします。
03) このようにマスクがかかります。
パスをいじることで、マスクの形を変えられます。
マスクの重ねがけ(?)もできます。
それぞれの用途や特徴に応じて、マスクのかけ方を選んでみてはいかがでしょうか。