2012.4.11
Webサイトにおける目的客とフリー客について
これはディレクションとかマーケティングをしてる人にとっては当然わかっていることだと思うのですが、自分は言葉ではっきり認識してなかったなぁと思ったのでエントリです。
「目的客」と「フリー客」について、またこの客層によって表示する情報の内容・場所の違いについて、自分用に軽くまとめています。
そもそも目的客・フリー客とは
目的客
その名の通り、目的をもって訪れるお客さんのこと。すでに欲しい情報や買いたいものなどが決まっている。
フリー客
目的なしに訪れ、興味のひかれた場所に気ままに行く。何か良い情報があれば知りたい、良いものがあったら買いたいというお客さんのこと。
Webサイト制作の際には、このどちらの客層がメインターゲットとなるかを把握しておく必要があります。
その客層によって、表示すべき情報の内容や場所が異なるからです。
目的客の多いサイトとフリー客の多いサイトの例
目的客の多いサイト例
- 技術系情報サイト、ブログ
- How to、ライフハック系サイト
フリー客の多いサイト例
- Yahooなどのポータルサイト(検索以外の用途)
- 日経新聞やITmediaなどのニュースサイト
目的客とフリー客はどのようにページ遷移するか
目的客のページ遷移例
- トップページ→該当ページ
- 検索サイト→該当ページ
フリー客のページ遷移例
- トップページ→興味をひかれたページ
どんな情報をどこに表示したら良いか
目的客に表示する情報の内容と場所
- 該当ページ、目的の情報の近くに、その情報と関連した情報
例:amazonの商品ページ、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」
目的客は、サイトを訪れた時点で他の情報を受け入れる余裕がない
→目的の情報を見つけたあとで別の情報を提示する
フリー客に表示する情報の内容と場所
- 新着情報
- そのサイトでの人気コンテンツや見所
例:ZOZOTOWNトップページの「注目のアイテム」
とりあえず興味をもってもらい、このサイトにあるコンテンツや商品はおもしろい、と思ってもらえることが重要。
常連の場合は人気コンテンツはすべて読んでいる可能性があるので、新しい情報を提示する。
以上です。
目的客とフリー客、基本的なことなのですが大事なことなので、サイト制作の際には頭に入れておくようにしたいですね。
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